【12月2日】今朝のマーケットまとめ|TOPIX1.2%安、個別株は大きく二極化

株式市場のチャート

今日のまとめ(全体像)

おはようございます。12月1日(月)の日本市場は、全体的に軟調な展開となりました。東証の主要指数であるTOPIXは前日比1.2%安と下落し、月初から少し重い滑り出しとなっています。ただ、個別銘柄を見ると、値上がり・値下がりの上位がそれぞれ10%を超える大きな動きを見せており、全体が下がる中でも「選別の動き」が強く出た一日だったと言えます。

個人的には、Link-Uグループが+27%という大幅高を記録した一方で、BRANUが-19.5%と急落するなど、銘柄ごとの材料に敏感に反応する相場つきが印象的でした。

昨日の日本市場まとめ

TOPIX(東証株価指数)の動き

TOPIXとは、東証に上場する全銘柄の値動きを表す指数で、日本市場全体の動向を見る上で欠かせない指標です。

  • 終値:3,338.33ポイント
  • 前日比:-41.69ポイント(-1.23%)
  • 始値:3,380.02ポイント
  • 高値:3,383.23ポイント
  • 安値:3,335.08ポイント

寄り付きは前日終値よりも高く始まったものの、その後は徐々に売りに押される形で推移。高値圏での買い支えが続かず、結局は安値圏で引けることとなりました。

TOPIX 1000の動き

TOPIX 1000は、東証の大型株~中型株1000銘柄で構成される指数で、主力銘柄の流れを見る際に役立ちます。

  • 終値:3,322.76ポイント
  • 騰落率:-1.33%

TOPIXよりもやや下落率が大きく、大型株中心に売りが優勢だったことがうかがえます。

注目銘柄(値上がり・値下がり上位)

値上がり上位

  1. Link-Uグループ(44460)
    終値:1,550円(+27.05%)
    出来高:555万株
    売買代金:約79億円
    IT関連サービスを手がける同社が大幅高。何らかの好材料や思惑が背景にあったと考えられますが、出来高も膨らんでおり市場の関心が高かったことが分かります。
  2. PRISM BioLab(206A0)
    終値:226円(+18.95%)
    出来高:1,152万株
    バイオ関連銘柄として注目を集めた様子。低位株ながら出来高が大きく、短期的な資金が集まった可能性があります。
  3. 総医研ホールディングス(23850)
    終値:312円(+15.56%)
    出来高:1,140万株
    医療関連の企業で、こちらも大きく買われました。出来高の多さから、材料に敏感に反応した投資家が多かったと推測されます。

値下がり上位

  1. BRANU(460A0)
    終値:1,332円(-19.52%)
    出来高:544万株
    売買代金:約85億円
    一転して大きく売られる展開。前日までの上昇の反動か、何か新しい材料があったのかもしれません。
  2. ウイルコホールディングス(78310)
    終値:100円(-15.25%)
    出来高:340万株
    低位株の動きは激しくなりがちですが、この日も大きく値を下げました。
  3. CAICA DIGITAL(23150)
    終値:113円(-12.40%)
    出来高:2,420万株
    IT・デジタル関連銘柄ですが、こちらは売りが優勢となりました。

僕としては、Link-Uグループの出来高と売買代金の多さが気になるところです。短期的な材料で大きく動いた可能性があるため、この勢いが続くのか、それとも一過性の動きなのか、今後の展開を注意深く見ていきたいと思います。

今朝の注目ポイント

1. 個別銘柄の選別が進む相場環境

全体としては下落した一日でしたが、上位銘柄は+10%以上、下位銘柄も-10%以上と、銘柄ごとの動きが非常に大きくなっています。「市場全体が上がる・下がる」という流れよりも、「個別の材料や期待に応じて資金が動く」という選別の相場が続いているように感じます。

僕なら、こういう局面では無理に飛びつかず、自分の投資方針に合った銘柄をじっくり選ぶことを心がけます。

2. 月初の市場心理を見極める

12月に入り、年末に向けた投資家の動きが少しずつ出始める時期です。機関投資家のポートフォリオ調整や、個人投資家の税金対策としての利益確定・損出しなどが出てくる可能性があります。短期で見るなら、こうした季節要因も頭に入れておくといいかもしれません。

3. 短期の上下に振り回されすぎないことも大切

一日で20%近く動く銘柄もあると、「乗り遅れたくない」「今買わないと」という気持ちになることもあるかもしれません。ただ、短期の値動きはノイズも多く、後から見ると「あの時の急騰・急落は何だったのか」となることも少なくありません。

僕自身も、長期目線を大切にしつつ、短期の動きは「参考程度」に留めるよう意識しています。焦らず、自分のペースで投資を続けることが、結果的には安定したリターンにつながると信じています。


今日も一日、無理のない範囲で相場と向き合っていきましょう。

カマタ

カマタ

はじめまして、カマタです。
これまで学んできた投資の知識を少しでも誰かの役に立てられればと思い、このブログを始めました。
無理なく続けながら、分かりやすい情報を発信していきます。

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