この記事で分かること
- 証券口座を開設するために必要な書類と準備
- スマホで完結する口座開設の具体的な5ステップ
- 初心者がつまずきやすいポイントと失敗しないコツ
- NISA口座と証券口座の違いと注意点
結論:証券口座の開設は思ったより簡単
証券口座の開設は、「手続きが複雑そう」「何を準備すればいいかわからない」と不安に感じる方が多いですが、実はスマートフォン1台あれば最短で当日から始められます。必要なのは、本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード)とマイナンバーだけ。ネット証券なら店舗に行く必要もなく、自宅で5つのステップに沿って進めるだけで完了します。
この記事では、投資初心者の方が迷わず証券口座を開設できるよう、具体的な手順と注意点をやさしく解説します。
証券口座とは?なぜ必要なのか
初心者向け用語解説
「証券口座」とは? → 株式や投資信託などの金融商品を売買するための専用口座です。銀行口座がお金を預ける場所なら、証券口座は投資商品を買って保管する場所というイメージです。
証券口座は、株式や投資信託などの金融商品を売買するために必要な専用の口座です。銀行口座だけでは投資商品を購入できないため、投資を始めるには証券会社に口座を開設する必要があります。
具体例で考えてみよう
銀行口座と証券口座の関係は、「財布」と「投資用のお財布」のようなもの。普段使いの財布(銀行口座)から投資用のお財布(証券口座)にお金を移して、そこから投資信託などを購入するイメージです。

新NISAやつみたて投資を始める場合も、まずは証券口座の開設が第一歩となります。
初心者がつまずきやすいポイント
証券口座の開設で初心者の方がつまずきやすいのは、以下の3つです。
- どの証券会社を選べばいいかわからない – 証券会社は数多くありますが、初心者には手数料が無料で使いやすいネット証券がおすすめです。SBI証券は1,500万口座、楽天証券は1,200万口座を突破し、多くの方に選ばれています(2025年時点)。
- 必要書類の準備が不安 – 本人確認書類とマイナンバーが必要ですが、何を用意すればいいか迷う方が多いです。
- 手続きが複雑そう – 実際にはスマホで撮影してアップロードするだけなので、思ったより簡単です。
これらのポイントを押さえておけば、スムーズに開設できます。
証券会社の選び方について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
ネット証券の選び方とは?初心者が知っておきたい5つのチェックポイント
証券口座開設の5つのステップ
ここからは、実際に証券口座を開設する流れを5つのステップで解説します。

ステップ1:証券会社を選ぶ
まず、どの証券会社で口座を開設するか決めます。初心者には以下の特徴を持つネット証券がおすすめです。
- 国内株式の手数料が無料(SBI証券・楽天証券は条件を満たせば無料)
- スマホアプリが使いやすい
- 新NISAやつみたて投資に対応している
- サポートが充実している
手数料無料の条件
- SBI証券:取引報告書などを電子交付に設定すると、国内株式の売買手数料が無料
- 楽天証券:「ゼロコース」を選択すると、国内株式の売買手数料が無料
代表的なネット証券には、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券などがあります。どこを選んでも基本的な機能は同じなので、「使いやすそう」と感じたところで大丈夫です。
ステップ2:必要書類を準備する
証券口座を開設するには、以下の2つの書類が必要です。
1. 本人確認書類(いずれか1点)
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 運転経歴証明書
- 日本国パスポート
- 住民票の写し
- 印鑑証明書
重要な変更点
2025年12月2日以降、従来の健康保険証は本人確認書類として利用できなくなりました。代わりに「健康保険等の資格確認書」が利用可能ですが、マイナンバーカードを取得しておくと手続きがスムーズです。
2. マイナンバー確認書類
- マイナンバーカード(両面)
- 通知カード
- マイナンバー記載の住民票
マイナンバーカードがあれば、本人確認とマイナンバー確認が1枚で済むので便利です。
ステップ3:オンラインで申込みを開始する
証券会社の公式サイトまたはアプリから「口座開設」ボタンをクリックし、申込みを開始します。
多くのネット証券では、以下の2つの方法から選べます。
- スマホで本人確認 – スマートフォンで本人確認書類を撮影して送信。最短で当日〜翌営業日に開設完了。
- 郵送で本人確認 – 書類を郵送する方法。開設まで1週間程度かかる。
初心者には、手続きが早い「スマホで本人確認」がおすすめです。現在、約8割の方がスマホでの口座開設を選択しています。
ステップ4:必要情報を入力し、書類をアップロードする
氏名、住所、生年月日、職業、投資経験などの情報を入力します。入力内容は本人確認書類と一致している必要があるので、正確に入力しましょう。
次に、スマートフォンのカメラで本人確認書類を撮影し、アップロードします。マイナンバーカードの場合は、ICチップを読み取る方式を選べる証券会社もあります。
撮影のポイント
- 明るい場所で撮影する
- 文字がはっきり読めるようにピントを合わせる
- 書類全体が枠内に収まるようにする
- 光の反射で文字が読めなくならないよう角度を調整
ステップ5:審査完了後、ログイン情報を受け取る
申込み内容を確認した証券会社が審査を行います。問題がなければ、ログインIDとパスワードが発行されます。
- スマホで本人確認の場合 – メールでログイン情報が届く(最短当日〜数営業日)
- 郵送の場合 – 書類が郵送で届く(1週間程度)
ログイン情報を受け取ったら、証券会社のサイトまたはアプリにログインし、初期設定を行います。初期設定では、銀行口座の登録(入金用)やマイナンバーの登録(郵送の場合)を行います。
これで証券口座の開設は完了です!
口座開設後にやること
証券口座を開設したら、次のステップに進みましょう。
NISA口座の開設を検討する
初心者向け用語解説
「NISA口座」とは? → 投資で得た利益が非課税になる特別な口座です。通常は約20%の税金がかかりますが、NISA口座なら税金がかかりません。
投資を始めるなら、NISA口座の開設も一緒に検討しましょう。証券口座の開設時に同時申込みできる証券会社がほとんどです。
NISAについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
新NISAの年間投資枠は繰り越せる?|非課税枠の使い切り方と計画的な投資戦略
少額から投資を始める
口座開設後、いきなり大きな金額を投資する必要はありません。100円や1,000円から始められる投資信託もあるので、まずは少額から慣れていくのがおすすめです。
少額投資とは?100円・1000円から始められる投資の種類と選び方
注意点・よくある失敗パターン
証券口座の開設で失敗しないために、以下の点に注意しましょう。
入力内容と本人確認書類の情報が一致していない
氏名や住所が本人確認書類と異なると、審査に通りません。特に、引っ越し後に住所変更をしていない場合は要注意です。本人確認書類を最新の情報に更新してから申し込みましょう。
写真がぼやけていて読み取れない
撮影した書類の文字がぼやけていたり、光が反射して読めない場合、再提出を求められることがあります。明るい場所で、しっかりピントを合わせて撮影しましょう。
複数の口座を開設しすぎる
「どこが良いかわからないから、とりあえず複数開設しよう」と考える方もいますが、管理が煩雑になるのでおすすめしません。まずは1つの証券会社で始めて、慣れてから必要に応じて追加するのが良いでしょう。
NISA口座は1つの金融機関でしか開設できない
NISA口座(新NISA含む)は、1人につき1つの金融機関でしか開設できません。複数の証券会社に総合口座を開設することは可能ですが、NISA口座をどこで開設するかは慎重に決めましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. 証券口座の開設に費用はかかりますか?
A. いいえ、主要なネット証券では口座開設費用は無料です。口座維持費もかからないので、開設しておいて損はありません。
Q2. 未成年でも証券口座を開設できますか?
A. はい、未成年でも開設可能です。ただし、親権者(保護者)の同意が必要で、親権者も同じ証券会社に口座を持っている必要がある場合があります。詳しくは各証券会社のサイトでご確認ください。
Q3. 証券口座を開設したら、すぐに投資を始めないといけませんか?
A. いいえ、開設後すぐに投資を始める必要はありません。口座を開設しておいて、準備が整ってから投資を始めても大丈夫です。ただし、開設後に何もしないまま放置すると「休眠口座」になる場合があるので、少額でも入金や取引をしておくと安心です。
Q4. 複数の証券会社で口座を持つことはできますか?
A. はい、複数の証券会社で口座を開設することは可能です。ただし、NISA口座は1人につき1つの金融機関でしか開設できないのでご注意ください。
Q5. 口座開設の審査に落ちることはありますか?
A. まれにあります。主な理由としては、本人確認書類の不備、反社会的勢力に該当する場合、未成年で親権者の同意が得られない場合などがあります。書類をしっかり準備し、正確に入力すれば、ほとんどの方は問題なく開設できます。
まとめ
- 証券口座の開設は、スマートフォンと本人確認書類があれば自宅で完結する
- 初心者にはネット証券がおすすめ(SBI証券・楽天証券は手数料無料)
- 必要書類は「本人確認書類」と「マイナンバー確認書類」の2つ
- 「スマホで本人確認」を選べば、最短で当日〜数営業日で開設できる
- 入力内容と書類の情報を一致させ、写真は明るくはっきり撮影することが大切
- NISA口座は1人1金融機関なので、慎重に選ぼう
証券口座の開設は、投資を始める第一歩です。「難しそう」と感じるかもしれませんが、実際にやってみると思ったよりスムーズに進みます。準備を整えて、安心して投資の世界に踏み出しましょう。
最新の手続き方法や必要書類については、各証券会社の公式サイトでご確認ください。
免責事項
本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入や特定の証券会社への口座開設を推奨するものではありません。証券口座の開設や投資判断はご自身の責任で行ってください。各証券会社のサービス内容や手数料は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトでご確認ください。